茨城県つくば市にある運動と食の健康総合施設【マンマビレッジ】を運営しています
健康に不安があるけど『時間がない』『続かない』『何をして良いか分からない』という方向けに
“一生涯体型や不調に悩まない習慣作り”をお伝えしている
ウェルネス習慣化トレーナーの川谷 響です。
ダイエット中といえど、ふとした拍子に甘いものに手を出していたり、イライラしてしまい気がづいたら量を食べ過ぎていたなんてことは少なくないと思います。
そんな無意識の食べ過ぎや感情の抑えが効かなくて食べ過ぎてしまう習慣は、直そうと思ってもなかなか直せるものではありません。
じゃあどうすればいいのか?
結論として、悪しき習慣そのものではなく、その直前の行動を見直す
というのがオススメです!
今回はダイエット中の食べ過ぎを防ぐ方法についてご紹介したいと思います。
音声版もあります!
“きっかけ”を潰せば食べ過ぎは防げる
例えば、スイーツや甘いものを食べ過ぎてしまう癖を直したいと思うのならば、
『甘いものは絶対食べない!』と意気込むではなくて、まずその甘いものを食べる直前に自分はどんな状況にあって、何をしているのか?を考えます。
客観的に自分の食べ過ぎをしてしまうパターンを見直した際に、
- 休日やることがなくて暇な時、家にあるお菓子に手を伸ばしがち
- コンビニでお昼を買うとついついデザートも一緒に買ってしまう
- 残業で疲れて帰って来た時、冷凍庫に入れてあるアイスを貪ってしまう
といった状況や行動があることがわかったとします。
つまり、この甘いものを食べてしまうきっかけになることを見つけて、まずそこから改善を試みるわけです。
休日暇な時に食べ過ぎるのであれば、お菓子に手を伸ばす前に部屋の掃除をするとか、家から出て散歩にいくとか、
コンビニではなるべくお昼は買わず、お弁当を持参するか社食を利用するとか(またはコンビニで買うデザートは和菓子1個のみにするなど)、
こうした直前の行動を見直すルールを作っておくことで、そもそも甘いものに手を出す機会を出来るだけ潰すor減らすわけです。
ルール作りの方法は、以前の記事で『if-thenプランニング』という方法をご紹介したので、是非参考にしてみてください!
食べ過ぎのきっかけは必ず一つずつ消していく
ただ、このきっかけ潰しをやっていく際に注意しておきたいことがあります。
それは、一気に複数のきっかけを潰すのではなく、一つ一つ着実に見直していくということです。
先ほど例にも上げたように、食べ過ぎを引き起こすポイントは日常の中で一つとは限らず、ほとんどの場合複数のきっかけが見つかります。
その際に、全てのきっかけを一気に直そうとするのは逆効果です。
これは2013年に、食べ過ぎに悩んでいる女性を対象に行なった介入実験で明らかになっています。
63人の被験者を3つのグループに分け、食べ過ぎのきっかけを1つだけ出してそれを見直すグループ(A)、複数のきっかけを出して全てにルール決めを行なったグループ(B)、特に何の対策も取らなかったグループ(C)の3つの条件で実験を行いました。
結果は、BとCのグループはほとんど食べ過ぎを改善できず、Aのグループのみ食べる頻度を減らすことができました。
(参考:Less is more: The effect of multiple implementation intentions targeting unhealthy snacking habits/Aukje A. 2013)
つまりは、悪い習慣を起こすきっかけになるものは1つ1つ見直すことが一番改善に繋がるということです。
まとめ
以上のことをまとめますと、
ダイエット中の食べ過ぎを防ぐためには、その習慣そのものよりもきっかけとなる状況や行動を見直して、一つ一つ着実に改善していくこと
です!
いかがでしたか?
良い習慣を身につけていくこともすごく大切ですが、今ある悪い習慣を少しでも見直すことが、よりダイエット成功への近道となります(^^)
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参考文献
- Less is more: The effect of multiple implementation intentions targeting unhealthy snacking habits/Aukje A. 2013
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